礼拝日誌:公現後第2主日 | さいちゃんの教会音楽な日々

礼拝日誌:公現後第2主日

ホイマーデン教会にてオルガン奏楽。説教はいつも通りD牧師だが、先週別の教会でした説教をそのまま使ったようである^^; おかげで讃美歌はすでに1週間前に出ていた。

教会暦による本日の礼拝テーマ:「喜びのマイスター」



前奏  EG165によるバロック風トリオ(即興演奏)
讃美歌 EG165 1+2 Gott ist gegenwärtig
挨拶と今週の聖書の言葉 ヨハネ福音書1章17節
詩篇交読 63篇 +Ehr sei dem Vater (ドイツ語版Gloria patri)
祈り・黙祷
聖書朗読 ホセア書2章20-22節
讃美歌 EG(Württemberg)665 1-4 Gelobt sei deine Treu
説教 「カナの婚礼」
讃美歌 EG70 1, 4, 5 Wie schön leuchtet der Morgenstern
祈り・主の祈り
讃美歌 EG576 Meine Hoffnung und meine Freude (2回)
報告
讃美歌 EG66, 9 Jesus ist kommen
祝祷
後奏 Franz Anton Maichelbeck: Fuge C-Dur



♪ メモ ♪
前奏: EG165のメロディーはわりと単純である。どうしようか迷ったのだが、こういうときこそトリオ即興を
    練習しようと思い立った。讃美歌も早く出ていたので、水曜日にはもう即興のアイディアが出来
    上がっていて、あとは技術的に練習するだけだったのだが…紆余曲折があって、木~土は一度も
    オルガンの前に座れず…_ _; それでも挑戦したところ、くり返しの前のカデンツを2回とも上手く
    処理できなかった。でも、出席者には好評で、「アイディアが気に入った」という感想をもらった。
    構造のはっきりわかる、理路整然とした即興演奏をすると、ちゃんと聴いている人にもその良さが
    伝わるんだなぁ、と思った。

説教: 有名な「カナの婚礼」の箇所をD牧師がどう説教するか、わくわくしながら聞いてしまった(笑)
    ワインというのは古来からイスラエルでは「愛」の象徴であったとのこと。つまり、「カナの婚礼」の
    危機は「結婚を祝うパーティーの最中に、愛がなくなる」という危機だったことを暗に示している
    のだそうである。ここで重要なことは、イエスが水をワインに変えたことである。何もないところへ
    天からワインを降らせたのではなく、「すでにあったものを良質のワインに変えた」のだ。
     ワインという「愛」は天からは降ってこない。すでにあるものを「愛」に変えて、周囲の人に喜び
    を与える、そういう生き方こそが世の光としての生き方なのだ、というD牧師の説教には、毎度の
    ことながら一本とられた気分だった。
     というわけで、この説教を受けてのEG70への即興演奏は「変える」をキーワードにやってみた。
    EG70のメロディーにぴったり合う対旋律を作り、それを耳に残るよう何度か提示したあと、EG70
    と同時に聴かせることで「対旋律をEG70に変えた」つもりだったのだが…意図はあまり通じな
    かったであろうと思われる(苦笑) あー、難し~~。

後奏: ほとんど初見で、またマイナーなものを弾いてしまった_ _; Franz Anton Maichelbeckは1702年
    生まれ、1750年没で、フライブルクのミュンスターのオルガニストだった人だ。今日弾いたハ長調
    のフーガは、正直言ってあまり上手くは書けていない(ぉぃ^^;)が、構造が単純でほとんどの部分
    が3声なので、初見の練習にはちょうどいいといったところである。…って、後奏を初見の練習に
    使うとは、フトドキなオルガニストだな…我ながら_ _; と(一応これでも)反省中。