トレジャーハンティング その2 | さいちゃんの教会音楽な日々

トレジャーハンティング その2

 「トレジャーハンティング その1 」に引き続き、今日もSさんのご実家にお邪魔。
 今回は前回ほど時間はかからないだろうと思いつつ、続きに取り掛かる。昨日、シュテックフェルトの合唱団員が一人お宝発掘に来たとのことで、またいろいろ箱が動かされていたが、Sさんいわく「あなたが手をつけていないって言っていた場所は、そのままにしてあると思うわよ。」 ……覗き込んでみたら、手をつけていなかった場所のレコードも量が減っているような気はするけれど…まぁいいや^^; とりあえず私の「どうしても欲しいもの」「保留」の山はそのままにしておいてくれたので。
 残りの箱をいろいろ開けてみる。また私の専門とはあまり関係のない流行歌のレコード等もあって、この辺は容赦なく「いらないもの」へ。だんだん最初の頃に比べて、「いらないもの」の思い切りがよくなってきた気がするのだけど、それは「どうしても欲しいもの」「保留」の分だけで、すでにおそろしい量になっているからなのだ…(汗)。
 でも、ブラームスの交響曲とかシューマンのピアノ協奏曲、シューベルトの歌曲等、相変わらず定番なのも出てきて、これがまた「どうしても欲しいもの」「保留」の方に加えられていく。しかし、もったいないのは百も承知だが、こんなに持って帰っても置く場所がないよなぁ…(滝汗)

 Sさんは別室で片づけをしながら、時々様子を見に来てくれたのだが、今回はヘルパーさんもいなかったので、つい話に花が咲いたりした。戦後まもなくの料理本を見せに来てくれたり、お父様の思い出を語ってくれたり…。実家の片付けだから、Sさんもいろいろなことを思い出して懐かしいのだろうと思う。
 「父は毎日のようにこの書斎で切手コレクションの整理をしながら、レコードを聴いていたの。私はよく向こうの床に座って、新聞を読んでいたわ。私のクラシック音楽の知識は、ほとんどこの時に得たものなのよ」とSさん。ドイツの音楽愛好家って、こういう羨ましい環境で育っている人が多いんだよねぇ…本当に。
 もちろんSさん自身も、お父様のコレクションの中から自分用のレコードをすでに選び出してある。主にカラヤンのレコードとのこと。あと、詩の朗読のレコードも見つけて、取ってあるとのことだった。

 1時間かからずに全てのレコードを見終え、いよいよ「どうしても欲しいもの」「保留」の分のレコード見直しを。最初の頃に「どうしても欲しいもの」に入れたものも、他のレコードを山ほど見た後では優先順位が変わっていて、「いらないもの」となったりした。それから、「保留」の方は容赦なくかなりの量をカット。無論、ドイツ民謡やミュージカル、オペレッタ、クリスマスソングなどはほとんど「いらないもの」行きとなった。
 こうして1時間かけてかなりの量をカットし、最終的に私が持って帰ると決めた分は…

LPkakutoku

この2つの山 プラス 一袋。
 …これでもかなり思い切って減らしたんだけどなぁ…(滝汗)


 一袋分は「即持ち帰り用」。話のネタ(もしくはブログのネタ…笑)になりそうなレコードと、少し小さめの10インチサイズのレコードを入れたのだが、いざこの袋を持ってみたら、ずっしり
 Sさんにも「大丈夫?袋が破れたりしないかしら?」と心配され、手提げ状態ではなく、抱えて持って帰ることにした。それにしても、レコードってこんなに重かったっけ…?まさしく、お宝の重み!!(笑)

 
こちらが持ち帰り分。

LPkakutoku2


 Sさんにお礼を言い、運搬のことについて少し話した上で、Sさんのご実家をあとにした。

 こうして一気にレコードの増えた我が家…。Sさんのご主人がレコードを運んでくださる日までに、収納場所を考えておかねばならない。
 うーん、ここはやはり…CDプレーヤーを追放するしかないか!?(ぉぃ

 冗談はともかく、せっかく手に入れた「お宝」、大切にして聴きたいものである。今まではレコードのお手入れ用品をちゃんと揃えていなかったのだが、それも購入しておかないとなぁ…と思った私であった。どこかで手に入れられることを祈りつつ…。