とんでもない男がいたものだ。 | さいちゃんの教会音楽な日々

とんでもない男がいたものだ。

 タイトルが凄いのだが(爆)、この「とんでもない男」とは「女の敵のような振る舞いをする男」を指していっているのではない。そういうのは「とんでもない男」ではなく、「救いがたい男」というのである(ぉぃ^^;)。

 今日のタイトルの「とんでもない男」というのは、ズバリ





 J.S.バッハ



 
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 …そうです、アナタのことです。


 本日、例の5声フーガ(1月26日のエントリ 参照)の譜読みを終えるべく、突貫工事にかかった。礼拝の後、午前11時に練習を始めて、何と午後4時半ごろにやっと何とか通して弾けるようになったのだが…
 やっと譜読みを終えた感想は…いやはや、



 おっそろしい曲だ_ _;



 書いた本人は絶対に、この曲にありとあらゆるフーガの技法を盛り込むのが楽しくて仕方なかったに違いない。演奏する側からすれば「ここまでやるか!!」と言いたくなるような徹底ぶりだ。凄い密度でテーマが重なり合っていて、気が抜けない。どういう頭をしているんだ、この人は。
 しかもこの曲、非常に地味で淡々としている。聴いている人に、実はとんでもない技法が使われていると悟らせてはいけない、といわんばかりだ。…って、練習にこれだけ時間がかかって、その「とんでもなさ」が聴衆に伝わらないなんて、何て報われない曲なのであろうか(苦笑)

 でも、私が思うに、バッハは絶対


 確信犯。



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    …みたいな。


 とにかく、今日はよく練習した~~~!結局、教会を後にしたのが午後6時。途中、軽食休憩やトイレ休憩をしたにしろ、6時間半は確実に練習している。今週はよく休んでいたせいか、集中力もものすごくあった。毎日これぐらい練習すれば、もう少し上達しそうなんだけどねぇ^^;
 いっそのこと、お弁当持参での日曜礼拝後の練習を習慣にしようか、冬でも暖房入った後だから暖かいし…なんて大真面目に考えた私であった。