ほめられる方が怖い…(汗) | さいちゃんの教会音楽な日々

ほめられる方が怖い…(汗)

 イースターの月曜日、ドイツは祝日である。今日の仕事が終わるとやっと一息…なのだけど、この猛烈な連続お仕事のせいで、疲れている上、ろくに準備していなくて、正直なところほとんど全部ぶっつけ本番。牧師はお隣の教会と交換講壇なので、昨日の説教をそのまま使えるのだけど。いいなぁ、とか思いつつ…。

 今日の1曲目の讃美歌はEG108「淡い喜びをもって」。(日本語では讃美歌21の321番)昨日使いそこなったネタ、コンチェルトで即興してみるが、どうも構想がちゃんとまとまらないまま始めてしまったので、危うく迷子になりそうになる。何とかごまかして讃美歌に入るなり、やってしまった平行5度。嗚呼もうボロボロではないか、と思いながら、一般の礼拝参加者にはわからないのをいいことに平然と伴奏しつづける私。こんなだから即興上達しないんだよなぁ…(自爆)
 途中に出てきたEG110番「世界の全て、イエス・キリスト」も謎の讃美歌で、れっきとした教会旋法の讃美歌なのに、メロディーに突然「導音」が出てくる。この導音はやっぱり、後代の人が付け加えたのか?などと考えているうちに、伴奏の和声付けも見事に教会旋法と長短調の混ざった、様式不明の和声付けになってしまった。あ~あ…(沈没)
 一事が万事、こんな調子だったので、「十字架を通らねば、復活はありえない」ことをテーマにした、お隣の教会のS牧師の説教がとてもよかったのが唯一の救いか。

 礼拝の後奏を引き終わって帰り支度をしていたら、初めて見る女性が二人、2階席のオルガンのところに登ってきた。親子のようである。「今日のオルガン奏楽、とてもよかったと思うので、オルガニストの顔を見に来ました」だそうで…ニコニコして返事をしながら、内心真っ青。いやぁ、これだけ適当にやっちゃって、ほめられるのは正直言って怖い(((;゚Д゚)))
 そりゃ無論、プロとアマチュアとの差の一つは、準備時間が短くてもそれなりのレベルのものが提供できる、ってところにあるのはわかってる。でもだからって、こうまであれこれやらかしたあげく、ほめられていいということにはならないのだ。深く深~~く、仕事ぶりを反省させられた今日の私であった…_ _;