世界祈祷日のテーマは… | さいちゃんの教会音楽な日々

世界祈祷日のテーマは…

 3月の第一金曜日は世界祈祷日。毎年一つの国をテーマにして、その国の人たちが作った礼拝順序と歌を元に、教派を超えて世界中の教会が礼拝を捧げる日である。この礼拝は世界中で教会内の女性が中心となって計画し、とり行うことになっている。今年もその日がだんだん近づいてきた。

 いつものようにリコーダーアンサンブルに出かけていったら、その世界祈祷日の準備委員に呼び止められた。「世界祈祷日の礼拝の献金の時に、電子ピアノでショパンを弾いてもらえませんか?」だそうで。
 ってことは、今年のテーマ国は…ポーランド!!ですね(笑)
 ポーランド=ショパン、なんてとっても単純な構図だけど、やっぱりそれが一般人にもピンと来やすいだろうなぁ。ペンデレツキを是が非でも演奏してくれなんてさすがに言わないだろう(笑)※注:ペンデレツキはポーランドの現代作曲家。
 正直に言って、電子ピアノでショパンを弾くのは嫌である。ピアノらしくは作ってあるが、あくまで「猿真似」に過ぎない楽器だから、まともに演奏しようと思ったら使い物にならない。だが、教会の会堂内にアコースティックのピアノがないのだから仕方がない。電子ピアノでも音量が問題ないなら、という条件付でとりあえずOKしたが、ちょっとばかり気が重い。

 ともかく、引き受けたからにはぶつくさ言ってないで、選曲にかかりましょうか…。やっぱりマズルカあたりがポーランドっぽくていいかなぁ?(注:マズルカはポーランドの民族舞踏の一つ。ショパンはたくさんマズルカを書いている。)