お仕事、増えました^^; | さいちゃんの教会音楽な日々

お仕事、増えました^^;

 夕方教会でオルガンを練習していたら、牧師が次の日曜日の讃美歌を届けに来てくれた。うちの牧師はわりときっちり木曜日には讃美歌を出してくれるのだが、今回は更に1日早いとはありがたい。

 そして礼拝に関して、6月から説教のあとの讃美歌の番号をアナウンスせずに、長めのオルガン即興で始めることが役員会で決議されたと伝えてくれた。

 他の州教会では讃美歌の番号はアナウンスしない方が一般的だ。そもそも教会の壁に備えつけてあるボードに番号が表示されているから、いちいちアナウンスする必要はない。この手のアナウンスは、どういう風に言うかにもよるが、礼拝の流れを妨げている場合が多い。特に説教のあとのアナウンスは、その讃美歌が説教の内容と密接な関係があるだけにもろに妨げになる。

 1月の会議でその流れの妨げが問題になったので、説教のあとの讃美歌の番号をアナウンスしない代わりに、少し長めの前奏を即興演奏する方法を私が提案したのだが、見事に採用になった模様である。礼拝参加者に今聞いたばかりの説教の内容を思い返し、整理する時間を与え、「説教に対する応答」である次の讃美歌へとつなげるという方法だ。

 採用になったのは嬉しいが、これって要するに「私の仕事が増えた」ということである。もちろん教会音楽家として、礼拝の中で音楽が効果的に用いられることは嬉しいのだが、説教を生かすも殺すも私次第であるから責任重大。ちなみに同業者たちは、牧師の説教が気に入らないとこの即興でおちょくったりして、礼拝の流れの中で説教を淘汰してしまう。牧師と教会音楽家の仲が伝統的に悪いのも頷ける(苦笑)が、うちの牧師に関して言えば、説教が良いのでまず大丈夫、私が全力でぶつかってもとても淘汰なんかできない。むしろ、私がそれにふさわしい即興が出来るかどうかが問題である。しっかり準備して頑張らねば。

 他に、最後にもう一曲讃美歌を増やすことにしたみたいである。教会暦に従って、その期間にふさわしい讃美歌を1節だけ毎回歌うようにするらしい。一種の典礼歌みたいな感じで、とても良い案だと思う。


 新しい礼拝の本が出て、このように少しずつ礼拝も変わっていく。6月からのこのやり方がどのように礼拝参加者に受け止められるのか、今から少し楽しみである。